
用途
killコマンドにてプロセスを終了させます。
killコマンドは、プロセスにシグナルを送信し、シグナルを受け取ったプロセスはシグナルに応じた動作を実行します。シグナルには、シグナルIDが割り振られており、killコマンドではいずれかのシグナルIDを指定します。
構文
kill -[シグナル名/シグナルID] PID
kill -s [シグナルID] PID
kill -SIG シグナル名 PID
終了するプロセスを複数設定することも可能です。
kill PID PID
利用できるシグナルIDは下記コマンドで確認できます。
kill -l
主なシグナル
シグナル名 | シグナルID | 動作 |
---|---|---|
HUP | 1 | ハングアップ デーモンの設定を変更した際に、設定ファイルを再読み込みする際に使用します。 |
INT | 2 | 割り込み 割り込みによって動作を終了します。 |
KILL | 9 | 強制終了 プログラムが異常終了した場合など、TERMでは終了できない場合に、強制的にプロセスを直ちに終了します。ただし、ファイルを閉じずに終了してファイルが壊れるなどシステム障害のもとになることがありますので、最終手段として利用します。 |
TERM | 15 | 終了 (デフォルト) 開いていたファイルを閉じるなど、適切な手順でプロセスを正常終了します。 シグナルを指定しなかった場合は、TERMをシグナルに設定します。 |
CONT | 18 | 停止しているプロセスを再開 |
STOP | 19 | 一時停止 |
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